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  1. 能代市議会 1996-06-01
    06月25日-05号


    取得元: 能代市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-19
    平成 8年  6月 定例会平成八年六月二十五日(火曜日)●出席議員(三十名)           一番  後藤 健君           二番  斎藤宗一郎君           三番  畠 貞一郎君           四番  山木雄三君           五番  塚本民雄君           六番  伊藤洋文君           七番  平野龍市君           八番  原田悦子君           九番  今野清孝君           十番  藤原良範君          十一番  今野藤悦君          十二番  平山清彦君          十三番  梅田味伸君          十四番  中田 満君          十五番  畠山一男君          十六番  柳谷 渉君          十七番  工藤勇男君          十八番  佐藤幹雄君          十九番  矢田部 昌君          二十番  武田正廣君         二十一番  松谷福三君         二十二番  竹内 宏君         二十三番  熊谷 健君         二十四番  大倉富士男君         二十五番  戸松正之君         二十六番  袴田謙弥君         二十七番  相場洋子君         二十八番  渡辺芳勝君         二十九番  小林幸一郎君         三十 番  住吉新作君     ------------------------------●欠席議員  なし     ------------------------------●説明のため出席した者         市長      宮腰洋逸君         助役      金田広実君         収入役     大塚慶治君         監査委員    西村 豊君         総務部長    相沢東生君         生活環境部長  布川隆治君         福祉保健部長  安岡義則君         産業部長    石井 清君         建設部長    武田 敏君         企画調整室長  工藤金美君         総務部次長   斎藤憲身君         生活環境部                 越前悠二君         次長         福祉保健部                 秋元庄一君         次長         産業部次長   長内嘉右ヱ門君         総務部                 豊田敬夫君         財政課長         総務課参事   袴田 司君         ガス水道局長  赤塚謙蔵君         教育長     野中和郎君         教育次長    工藤 靖君     ------------------------------●事務局職員出席者         事務局長    鈴木一真君         議事係長    渡辺健三君         主任      畠山一仁君         主任      吉岡康隆君         主任      亀田吉之君     ------------------------------●本日の会議に付した事件 日程第一 承認第六号 専決処分の承認を求めることについて 日程第二 議案第四十四号 特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について 日程第三 議案第四十五号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について 日程第四 議案第四十六号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について 日程第五 議案第四十七号 能代市消防団に関する条例の一部改正について 日程第六 議案第四十九号 能代市市税賦課徴収条例の一部改正について 日程第七 議案第五十五号 平成八年度能代市浅内財産特別会計補正予算 日程第八 議案第五十六号 平成八年度能代市常盤財産特別会計補正予算 日程第九 議案第五十七号 平成八年度能代市鶴形財産特別会計補正予算 日程第一〇 議案第五十八号 平成八年度能代市桧山財産特別会計補正予算 日程第一一 総務委員会に付託した請願陳情六件 日程第一二 承認第五号 専決処分の承認を求めることについて 日程第一三 承認第八号 専決処分の承認を求めることについて 日程第一四 議案第五十号 能代市廃棄物の減量及び処理に関する条例の一部改正について 日程第一五 議案第五十一号 能代市国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正について 日程第一六 議案第五十九号 平成八年度能代市国民健康保険事業特別会計補正予算 日程第一七 福祉環境委員会に付託した請願陳情二件 日程第一八 議案第四十八号 教育長の給与等に関する条例の一部改正について 日程第一九 議案第五十四号 平成八年度能代市市場事業特別会計補正予算 日程第二〇 教育産業委員会に付託した請願一件 日程第二一 議案第五十二号 能代市ガス供給条例の制定について 日程第二二 議案第六十号 平成八年度能代市水道事業会計補正予算 日程第二三 承認第四号 専決処分の承認を求めることについて 日程第二四 承認第七号 専決処分の承認を求めることについて 日程第二五 議案第五十三号 平成八年度能代市一般会計補正予算 日程第二六 議案第六十一号 常盤財産管理委員の選任について 日程第二七 議案第六十二号 桧山財産管理委員の選任について 日程第二八 次の農業委員会委員の推薦について(二名) 日程第二九 議会議案第八号 悪質右翼団体等への寄附行為の拒否に関する決議について 日程第三〇 議会議案第九号 開かれた県政の実現に関する意見書提出について 日程第三一 議会議案第十号 寒冷地手当支給水準引き下げ反対等に関する意見書提出について 日程第三二 議会議案第十一号 学校事務職員並びに栄養職員に対する給与費の二分の一国庫負担制度の維持に関する意見書提出について 日程第三三 議会議案第十二号 港湾整備の充実強化に関する意見書提出について 日程第三四 議会議案第十三号 治水事業充実強化に関する意見書提出について     ------------------------------             午前十一時 開会 ○議長(山木雄三君) ただいまより能代市議会定例会継続会議を開きます。 本日の出席議員は、三十名であります。 本日の議事日程は、日程表第十三号のとおり定めました。     ------------------------------総務委員長報告 ○議長(山木雄三君) 日程第一、承認第六号専決処分の承認を求めることについて、日程第二、議案第四十四号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、日程第三、議案第四十五号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、日程第四、議案第四十六号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、日程第五、議案第四十七号能代市消防団に関する条例の一部改正について、日程第六、議案第四十九号能代市市税賦課徴収条例の一部改正について、日程第七、議案第五十五号平成八年度能代市浅内財産特別会計補正予算、日程第八、議案第五十六号平成八年度能代市常盤財産特別会計補正予算、日程第九、議案第五十七号平成八年度能代市鶴形財産特別会計補正予算、日程第一〇、議案第五十八号平成八年度能代市桧山財産特別会計補正予算、日程第一一、総務委員会に付託した請願陳情六件、整理番号第三十八号、第四十一号、第四十二号、第四十三号、継続審査中の第二十六号、第二十九号、以上を議題といたします。総務委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。総務委員長 今野清孝君。        (総務委員長 今野清孝君 登壇)(拍手) ◎九番(今野清孝君) ただいま議題となりました案件に対する総務委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第六号専決処分の承認を求めることについてでありますが、本件は、「地方税法等の一部を改正する法律」及び関係政省令の施行に伴い、平成八年度分の個人市民税特別減税の実施や固定資産税負担調整率引き下げなどについて、緊急に条例改正の必要があるためやむを得ず専決処分したものであります。 審査の過程において、このたびの改正を含めた市税の今後の見通しについて触れられ、当局から、個人市民税の均等割の引き上げによって約九百万円の増、固定資産税土地負担調整率引き下げにより約千七百万円の減収が見込まれるほか、能代火力発電所に係る固定資産税について、平成七年度分をベ-スに東北電力からの資料に基づき当初予算に計上しているが、この計上額よりも自治大臣からの配分額がかなり下回っているので、これについて秋田県を通して自治省に確認をお願いしている。今後これらの額が確定すれば補正をお願いしたい、との答弁があったのであります。 審査の結果、本件は承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第四十四号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、常勤の特別職職員の給料額を改正しようとするものであります。 審査の過程において、一般職員との関係について触れられ、当局から、今回の改正は、この二年間の一般職のベースアップ率定期昇給率の五・九七%を参考に、能代市特別職報酬等審議会平均アップ率三・九五%として諮問したものである、との答弁があったのであります。 審査の結果、本案は、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第四十五号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、議会の議員の報酬額を改正しようとするものであります。 審査の過程において、六月四日開催された報酬等審議会の答申内容について触れられ、当局から、審議会からは議員活動が十分できるように待遇改善が必要との意見であり、また今後は、県内の審議会の開催状況を参考に職員のベ-スアップに合わせ毎年諮問されたい、との意見が付されているので、これについては、そのようにしたいと考えている、との答弁がありましたが、本案は、議会の議員の報酬を引き上げようとするものであるが、地域の労働者の現況を考えた場合、引き上げるべきでなく、本案は認めがたい、との一部意見があったのであります。 審査の結果、本案は、多数をもって、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第四十六号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、常勤の特別職の給料額及び議会議員の報酬額の改正に準じ、各委員会・審議会等の非常勤の特別職職員の報酬額を改めようとするものであります。 審査の結果、本案は、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第四十七号能代市消防団に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、常勤の特別職の給料額及び議会議員の報酬額の改正に準じ、消防団員報酬額等を改めようとするものであります。 審査の結果、本案は、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第四十九号能代市市税賦課徴収条例の一部改正についてでありますが、本案は、秋田県から国民健康保険税の減免に関する規定を整備するため条例準則等が示されたことに伴い、市民税及び固定資産税についても、これに準じて減免規定の整備を行うため所要の改定をしようとするものであります。 審査の過程において、今回の改正によって減免の対象が変わるのか、との質疑があり、当局から、減免についてはこれまでも市税賦課徴収条例のほか地方税法に従って行ってきたが、今回これを明確にするため条例を改正するもので、これによって減免の対象範囲が拡大されるものではない、との答弁があったのであります。 審査の結果、本案は、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十五号平成八年度能代市浅内財産特別会計補正予算は、条文において、歳入歳出予算の総額を六百七十二万八千円と定めております。 次に、議案第五十六号平成八年度能代市常盤財産特別会計補正予算は、条文において、歳入歳出予算の総額を六百七十五万五千円と定めております。 次に、議案第五十七号平成八年度能代市鶴形財産特別会計補正予算は、条文において、歳入歳出予算の総額を二百六万円と定めております。 次に、議案第五十八号平成八年度能代市桧山財産特別会計補正予算は、条文において、歳入歳出予算の総額を七百九十六万八千円と定めております。 以上、四財産区特別会計補正予算の主な内容は、歳入においては、財産区基金繰入金と繰越金で、歳出では財産区管理会費と総務管理費であります。 審査の結果、議案第五十五号、第五十六号、第五十七号及び第五十八号は、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、請願陳情について申し上げます。 整理番号第三十八号「定住外国人地方参政権」への反対についての陳情は、この陳情と反対の立場の陳情が郵送されており、なお調査の必要を認め、継続審査に付すべきものと決定いたしました。 整理番号第四十一号開かれた県政の実現に関する意見書提出についての陳情は、願意を妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。なお、本件に関し、意見書提出議会議案を提出しておりますので、よろしくお願いいたします。 整理番号第四十二号悪質右翼団体等への寄附行為の拒否についての陳情は、願意を妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。なお、本件に関し、決議についての議会議案を提出しておりますので、よろしくお願いいたします。 整理番号第四十三号市民活動促進支援法の制定に関する意見書提出についての請願は、国においてこの法律が検討されており、その推移を見守る必要があることから、継続審査に付すべきものと決定いたしました。 次に、継続審査中の請願陳情について申し上げます。 整理番号第二十六号日米地位協定見直し等に関する意見書提出についての請願は、願意を妥当と認め採択すべきである、との一部意見がありましたが、日本国内における米軍機の飛行について、日米安保条約との関係から航空法適用除外は日本の安全平和のためやむを得ないものであるとの意見があり、多数をもって、不採択とすべきものと決定いたしました。 整理番号第二十九号「寒冷地手当」の支給水準引き下げ反対等に関する意見書提出についての陳情は、願意を妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。なお、本件に関し、意見書提出議会議案を提出しておりますので、よろしくお願いいたします。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(山木雄三君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。七番平野龍市君。 ◆七番(平野龍市君) 整理番号第四十三号市民活動促進支援法の制定に関する意見書提出についての請願は、採択すべきものとして討論いたします。ただいまの委員長報告では、継続審査との報告でありましたが、民間の非営利団体に法人格を付与し、税制面での優遇措置などによって、活動を支援しようというNPO法案は、阪神大震災で明らかになったようにボランティアの役割が高まる中、早期成立が望まれております。これまでのところ、NPO法案の政府案が固まっていないこともありますが、住民と最も身近な地方自治体や地方議会こそ、地域や安全に大きな責任を持ち、その役割は大きいと思いますし、柔軟な発想でボランティア団体の自主性及び主体性を阻害しないことなどを求め、地域の課題として積極的に今回、関係行政庁に対し意見書を提出すべきであります。以上のことから、整理番号第四十三号市民活動促進支援法の制定に関する意見書提出についての請願は、採択すべきものとして討論いたします。 ○議長(山木雄三君) 以上で通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) これをもって討論を終結いたします。 これより採決いたします。ただいま委員長報告の議案第四十五号及び請願整理番号第二十六号、第四十三号について御異議がありますので、順次、採決いたします。まず、議案第四十五号、議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について起立により採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。       (起立多数) ○議長(山木雄三君) 起立多数であります。よって本案は、委員長報告のとおり決しました。 次に、請願整理番号第二十六号日米地位協定見直し等に関する意見書提出について起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。        (起立多数) ○議長(山木雄三君) 起立多数であります。よって本件は、委員長報告のとおり決しました。 次に、請願整理番号第四十三号市民活動促進支援法の制定に関する意見書提出について起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は継続審査であります。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。        (起立多数) ○議長(山木雄三君) 起立多数であります。よって本件は、委員長報告のとおり決しました。 ただいま決しました案件を除き他の案件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よって以上の各案件は、委員長報告のとおり決しました。    ------------------------------福祉環境委員長報告 ○議長(山木雄三君) 日程第一二、承認第五号専決処分の承認を求めることについて、日程第一三、承認第八号専決処分の承認を求めることについて、日程第一四、議案第五十号能代市廃棄物の減量及び処理に関する条例の一部改正について、日程第一五、議案第五十一号能代市国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正について、日程第一六、議案第五十九号平成八年度能代市国民健康保険事業特別会計補正予算、日程第一七、福祉環境委員会に付託した請願陳情二件、整理番号第三十九号、継続審査中の第九号、以上を議題といたします。福祉環境委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。福祉環境委員長 渡辺芳勝君。        (福祉環境委員長 渡辺芳勝君 登壇)(拍手) ◎二十八番(渡辺芳勝君) ただいま議題となりました案件に対する福祉環境委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第五号専決処分の承認を求めることについてでありますが、本件は、平成七年度能代市老人保健医療特別会計補正予算の専決でありまして、条文において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ九百六十四万四千円を追加しようとするもので、この主な内容は、歳入では支払基金交付金及び国庫負担金の追加で、歳出では医療諸費追加計上であります。 審査の過程において、医療費増の理由について触れられ、当局から、増の主なる要因としては、当初見込みより入院者数がふえたことと、平成七年五月に新たに老人保健施設が開設されたことによるものである。なお、調剤に関しては減となっているが、これは医薬分業により平成六年度までに、十一軒の薬局の開設があり、調剤分が伸びたため、それをもとに七年度予算でも相当数を見込んで積算していたが、実際には二軒の開設にとどまったことによるものである、との答弁があったのであります。 審査の結果、本件は承認すべきものと決定いたしました。 次に、承認第八号専決処分の承認を求めることについてでありますが、本件は、平成八年度能代市老人保健医療特別会計補正予算の専決でありまして、条文において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ一千六百九十一万六千円を追加しようとするもので、この主な内容は、歳入では国庫負担金及び県負担金の追加で、歳出では前年度繰上充用金の計上であります。 審査の結果、本件は承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十号能代市廃棄物の減量及び処理に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、し尿処理料について現行の十八リットルにつき百五円を百二十円に改正するとともに、臨時用のし尿処理料について新たに規定しようとするもので、附則において、この条例の施行期日経過措置を定めております。 審査の過程において、し尿処理料値上げの上げ幅について触れられ、当局から、事業者からは、増員、増車等で百二十円を超える要望があったが、従業員の処遇改善等を考慮し、企業としての努力も視野に入れたほか、県内各市の状況も参考にして、人件費は年間三%、車両関係は二%、燃料費は五%等のアップを見込んで積算している、との答弁があったのであります。 また、従業員からの待遇改善等の要望は市として把握しているか、との質疑があり、当局から、従業員からの直接の要望、要求は把握していないが、事業者からの要望はあり、それは従業員の要望を反映しているものと理解している。改善の状況としては、前回の改正以降、毎年基本給等のアップがなされているほか、五年度は正社員を二十二人から二十六人に、臨時社員を五人から三人にしている。七年度では正社員が二十九人で、臨時社員が一人となっているなど改善が図られているものと考えている。なお、勤続年数については、最長の方が二十九年、平均は八・六年で、年齢は二十三歳から五十七歳までで、平均四十四・三歳となっている、との答弁があったのであります。 なお、事業者に対し、会社全体での採算性確保に企業努力するほか、利用者へのサービスの徹底を図るよう、市として指導していただきたい、との要望があったのであります。 以上で質疑の概要を終わり、次に討論について申し上げます。し尿処理料の改正により、従業員の待遇改善等は図られるものの、上げ幅についてはなお検討すべきであり、本案は認めがたい、との一部意見があったのであります。 審査の結果、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十一号能代市国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正についてでありますが、本案は、地方税法施行令の一部改正に伴い、国民健康保険税軽減基準額を改正するとともに減免規定を整備しようとするもので、附則において、この条例の施行期日経過措置を定めております。 審査の過程において、軽減基準額の改正による国保会計への影響について触れられ、当局から、基準額五千円の改正による影響額は全体で二十八万四千円であるが、保険基盤安定制度により財政措置があるため、国保会計の負担とはならないものである、との答弁があったのであります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十九号平成八年度能代市国民健康保険事業特別会計補正予算は、条文において事業勘定歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ一億四千四百万九千円を追加しようとするもので、この主な内容は、歳入では繰越金の追加と基金繰入金の減額で、歳出では老人保健拠出金及び予備費の追加計上であります。 審査の過程において、保険税の減額理由について触れられ、当局から、全体的には農業所得や給与所得の減が見られるが、主たる要因として、国保税は前年の所得をもとに課税されるが、国保加入者のうち、所得控除額が大きい六十五歳以上の年金加入者がふえたことによるもので、当初九百三十四人を見込んでいたものが、所得の確定により千百九十二人となっている、との答弁があったのであります。 また、今後の医療費見込みについて触れられ、当局から、当初予算では、一般被保険者は過去三カ年の医療費の平均伸び率六・一%、退職被保険者は四・四%の伸び率を見込んでいたが、七年度の医療費確定により、それぞれ、六・〇%、四・〇%と伸び率は低くなっている。このことで本予算の医療費の見直しが必要となるところだが、本年度に入り、医療費が大きく伸びてきており、四月分医療費の前年度対比では、一般分で九・五%の増となっていることから、今後医療費の動向を見る必要があり、本予算のままで対応していきたい、との答弁があったのであります。 また、二ツ井町で国保税の減税を行っているが、本市の場合、減税の検討はなされたのかとの質疑があり、当局から、二ツ井町は応益応能割合のうち応益割合が四〇%であったが、これを四五%に引き上げることで国の七割、五割、二割の軽減制度を適用させて減税したもので、本市の場合、現在、応益割合は二九%であり、これを国の指導にある五〇%に一気に近づけるとなると、低所得者層の負担が大きくなると予想される。また、財政調整基金の残高は約六億九千万円あるものの今後の財政見通しでは、平成十年度には基金をすべて取り崩してもなお八千万円以上の赤字が予想され、その際には応益応能割合の変更も含め税率の改正も考えており、今のところ、税の引き下げは難しいものと考えている、との答弁があったのであります。 以上で質疑の概要を終わり、次に討論について申し上げます。本予算は次年度以降の見込みも含めて、収支見込みが適切でないと思われるほか、財政調整基金残高が七億円近くある状況の中で、被保険者への負担軽減措置がなされていないことから、認めがたい、との一部意見があったのであります。 審査の結果、本予算は、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、請願について申し上げます。 整理番号第三十九号、高齢者のバス料金無料化についての請願は、無料化実施に伴う市の財政負担増や他の高齢者対策事業とのかかわりのほか他市町村の状況について調査の必要があることから、継続審査に付すべきものと決定いたしました。 次に継続審査中の陳情について申し上げます。 整理番号第九号、能代市老人保健福祉計画の大幅見直しを求めることについての陳情は、願意を妥当と認め採択すべきであるとの一部意見がありましたが、本陳情は計画の全体についての大幅な見直しを求めているもので、その一部である特別養護老人ホームの設置については、国の認可や広域圏内の未設置の町との関係で、早急な対応が困難な状況であるなど、本計画が平成九年度に見直しが予定されているものの、本市の財政状況や国との関係を考慮すれば、陳情内容にあるような計画全体についての大幅な見直しは困難であると考えられることから、不採択とすべきものと決定いたしました。 以上報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(山木雄三君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま委員長報告の議案第五十号、第五十九号及び陳情整理番号第九号について御異議がありますので、順次、採決いたします。まず、議案第五十号能代市廃棄物の減量及び処理に関する条例の一部改正について起立により採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。        (起立多数)
    ○議長(山木雄三君) 起立多数であります。よって本案は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第五十九号平成八年度能代市国民健康保険事業特別会計補正予算について起立により採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。        (起立多数) ○議長(山木雄三君) 起立多数であります。よって本案は、委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情整理番号第九号能代市老人保健福祉計画の大幅見直しを求めることについて起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。        (起立多数) ○議長(山木雄三君) 起立多数であります。よって本案は、委員長報告のとおり決しました。 ただいま決しました案件を除き、他の案件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よって以上の各案件は、委員長報告のとおり決しました。 この際休憩いたします。午後一時会議を再開いたします。             午後零時 休憩    ------------------------------             午後一時 開議 △教育産業委員長報告 ○議長(山木雄三君) 休憩前に引き続き開議を開きます。 日程第一八、議案第四十八号教育長の給与等に関する条例の一部改正について、日程第一九、議案第五十四号平成八年度能代市市場事業特別会計補正予算、日程第二〇、教育産業委員会に付託した請願一件、整理番号第四十号、以上を議題といたします。教育産業委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。教育産業委員長 畠山一男君。        (教育産業委員長 畠山一男君 登壇)(拍手) ◎十五番(畠山一男君) ただいま議題となりました案件に対する教育産業委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、議案第四十八号教育長の給与等に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、常勤の特別職の給料額の改正に準じ、教育長の給料額を改正しようとするものであります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十四号平成八年度能代市市場事業特別会計補正予算は、条文において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ四千五百二十五万八千円を追加しようとするもので、この内容は、歳入では店舗使用料の減額、前年度繰越金の追加のほか、市場事業債の計上で、歳出では市場改修工事費の計上と予備費の減額であります。 審査の過程において、本市場への出店者が減少していることから、改修工事後の運営の見通しについて触れられ、当局から、昭和五十一年の開設時は十八店舗が出店していたものの、現在は八店舗まで減少しており、今のところ改修工事後の運営はこの八店舗で行うこととなるが、公設小売市場協同組合では、八店舗が不退転の決意で運営していくこととしており、市としても協力をしていく、との答弁があったのであります。 審査の結果、本予算は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、請願について申し上げます。整理番号第四十号学校事務職員並びに栄養職員に対する給与費の二分の一国庫負担制度の維持に関する意見書提出についての請願は、願意を妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。 なお、本件に関し、意見書提出についての議会議案を提出しておりますので、よろしくお願いいたします。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(山木雄三君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま委員長報告の各案件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よって以上の各案件は、委員長報告のとおり決しました。    ------------------------------ △建設委員長報告 ○議長(山木雄三君) 日程第二一、議案第五十二号能代市ガス供給条例の制定について、日程第二二、議案第六十号平成八年度能代市水道事業会計補正予算、以上を議題といたします。建設委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。建設委員長 戸松正之君。        (建設委員長 戸松正之君 登壇)(拍手) ◎二十五番(戸松正之君) ただいま議題となりました案件に対する建設委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、議案第五十二号能代市ガス供給条例の制定についてでありますが、本案は、国の指導に基づいて料金体系を現在のブロック料金制から複数二部制に変更するとともに、企業会計の健全経営を図るため、ガス料金を平均四・三八%引き上げるほか、保安業務及び検針業務等業務全般にわたり見直ししようとするものであります。なお、この条例は平成八年八月一日から施行するものであります。 審査の過程において、料金改定の基本的な考え方について触れられ、当局から、現行のガス料金は昭和五十六年に改定したもので、この間日本海中部地震の発生などにより、累積欠損金は約二億円に達したが、経費削減を図り企業努力によって、平成四年には累積欠損金を解消したものの、ガスの安定供給と保安確保のため、老朽化の著しいガス供給所を平成七年度で全面更新したことにより、減価償却費及び企業債利息の増大が見込まれている。このため平成八年度は、辛うじて純利益を計上しているが、平成九年度以降は赤字が見込まれるため、かねてより国から指導されていた料金体系の変更と合わせ、改定しようとするものである、との答弁があったのであります。 また、料金改定後の平成八年度から平成十年度までの財政計画によると、各年度とも黒字計上となっていることから、引き上げ幅を圧縮できなかったのか、との質疑があり、当局から、今回の料金は、国の指導に基づき平成八年度一年間の総括原価をもとに算定したものであり、これによれば平成十年度までは赤字を出さずに済む見込みであるが、施設の拡充等に対応するための資金も必要なことから、これ以上、引き上げ幅を圧縮することはできないと考えている、との答弁があったのであります。 また、平成十一年度以降の料金改定の可能性について触れられ、当局から、ガス事業においては、今後、ガスの安定供給及び保安の確保を図るため、経年管の更新、マイコンメーターの設置等多くの事業を抱えていることもあり、平成十一年度には再度料金の見直しをしなければならない可能性もあるが、その時点での財政状況等を勘案の上、判断したいと考えている、との答弁があったのであります。 また、ガス事業の健全経営を維持するためには需要拡大が必要であるが、その一環として、ガス供給区域内にある公共施設及び一般家庭への普及対策についてどのように取り組んでいるのか、との質疑があり、当局から、供給区域内の公共施設については、以前から冷暖房等に都市ガスを使用してもらうよう働きかけているが、最近では建設中の国の合同庁舎で冷暖房に使用することが決定しているほか、改築予定の消防庁舎等にも都市ガスを使用してもらえないか折衝中である。ただ、今のところ改築等の予定がない既存の公共施設については、大規模な改造を要するため、都市ガスへの切りかえは困難と考えられるが、今後、新築、改築等の情報収集に努め、都市ガス使用を働きかけてまいりたい。また、一般家庭の需要拡大については、都市ガスは供給区域も限られ、民間のプロパンガス業者との競合もあって、一般家庭の供給戸数を大幅にふやしていくことは厳しい状況である。しかし、近年は、電子レンジの普及などにより煮炊き用としてのガス使用量が年々減少する傾向にあるものの、冷暖房用にはまだ需要が見込めると考えており、今年度から普及専門の職員を配置するとともに、全職員挙げて普及活動に取り組み、積極的に需要拡大を図ってまいりたい、との答弁があったのであります。 また、基本料金の算定基準について触れられ、当局から、基本料金は、メーターや供給管等の固定的な原価をもとに算定しており、大口需要家ほどその経費が大きくなることから逓増型となっている。なお、今回の改定においては、実際の原価に基づき算定すると、小量需要家の値上げ幅が大きくなることから、従量料金を含め、その点については極力抑えるよう措置している、との答弁があったのであります。 また、簡易ガス事業の料金体系の変更について触れられ、当局から、現状では、新規に簡易ガス事業を開設する場合のみ複数二部制が義務づけられており、当市の場合、既存の事業だけで、今のところ新規事業の予定もないことから、今後、ブロック料金制から複数二部制への変更の指導があった時点で対応することになる、との答弁があったのであります。 また、今回の改定によって、都市ガスを使用している市民は、ある程度の負担増を強いられるが、企業会計は厳しい状況にあることも事実であり、今後、事業を進めるに当たっては、これまでのさまざまな議論を踏まえ、より一層のサービス向上と経営の効率化を推進し、健全経営に努めてほしい、との要望があったのであります。 審査の結果、本条例は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第六十号平成八年度能代市水道事業会計補正予算は、条文において、業務の予定量、収益的収入の予定額、資本的収入及び支出の予定額のほか、起債の限度額について改めようとするものであります。 審査の過程において、老朽管の破損による漏水事故が相次いでいることから、こうした事故が発生した地域を優先的に更新するよう、老朽管更新事業の進め方を見直す考えはないか、との質疑があり、当局から、この事業はあらかじめ配水管の老朽度を調査し、老朽度の著しいものから順序に取り組んでおり、今回、破損した箇所は今年度更新する地域に含まれていたが、今後、このような事故が多発するようであれば、事業実施する順序等の見直しも必要になってくると考えている、との答弁があったのであります。 また、第二期拡張事業の今後の予定について触れられ、当局から、配水施設については、本年度は浜浅内入り口まで配水管を布設する予定で、さらに平成九年度では黒岡、成合地区まで延ばし、浅内地区を終了する予定となっており、その後、竹生、須田地区に取りかかる計画である。浄水施設については、仁井田浄水場の拡張工事を進めており、平成九年度には排水処理施設工事を予定している、との答弁があったのであります。 審査の結果、本予算は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(山木雄三君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。二十七番相場洋子君。 ◆二十七番(相場洋子君) 議案第五十二号と議案第六十号に対する反対討論を行います。議案第五十二号能代市ガス供給条例の制定についてでありますが、このたびの条例改正は料金体系の改正及びガス料金の改正を同時に行うものであります。その結果、平均四・三八%、一般家庭一三・二%増となり、公共料金の大幅な引き上げとなりまして、認めがたいものであります。特に、起債償還利子の低利への借りかえ等、歳出経費の節減、ガス供給の拡大など企業の努力を一層強めなければ市民の納得が得られないと思うわけであります。 議案第六十号平成八年度能代市水道事業会計補正予算につきまして、この予算には、消費税関連予算が含まれております。消費税は、現行三%を来年四月より五%への引き上げを決定しようとしております。昨日の二十四日、参議院の日本共産党を含む五会派は、政府に対して消費税増税中止に関する申し入れを行っております。どの世論調査でも、八割の国民が増税反対の意思を表明しておりますように、大きな市民の負担、住民の負担をもたらすことになります。このような中で、当市の企業会計に消費税関連が含まれております。私ども日本共産党は、消費税の増税は中止、消費税は廃止を主張しておりますし、当議会におきましても増税中止の意見を上げているところであります。以上の理由で、この消費税関連が含まれております補正予算でありますので、反対したいと思います。 ○議長(山木雄三君) 次に、十六番柳谷 渉君。 ◆十六番(柳谷渉君) 議案第五十二号能代市ガス供給条例制定について賛成の討論を行います。本案は、ガス供給条例の全部改正であり、条文の追加、変更、修正等全般にわたる改正となっております。主なものは、料金体系の変更で、現行のブロック別料金制から、通産省の指導のもとにより公平な原価の負担、料金の明確性の確保等を図るため複数二部料金制に変更するものであります。また、ガス事業の財政状況は、昭和五十八年の日本海中部地震で累積欠損金が増大し、徹底した経費の節減に努力されておりますが、平成七年度において、ガス供給所の設備が大幅に耐用年数を経過し、著しく老朽化いたしまして設備の全面更新を行っております。このため、減価償却費等の費用がかさみ、厳しい経営状況にあります。これらに対します対応として、認可当局である東北通産局にガス料金改定の申請を行い、改定率四・三八%の内示を受けております。料金体系の変更は、通産省の指導により全国一斉に導入するものでありますし、またガスの安定供給、保安の確保等を図り、使用者へのサービス向上に努めていくためには事業の健全育成が欠かせず、料金改定は絶対に必要であります。よって、議案第五十二号は妥当と認め、賛成いたします。 続きまして、議案第六十号平成八年度能代市水道事業会計補正予算についても、賛成の討論を行わせていただきます。上水道は、ライフラインとして市民生活に必要不可欠なものであります。本補正予算には、消費税が転嫁されているものもありますが、当会計は納税義務を持つ公営企業会計であり、消費税の措置を講じたことは公営企業としての基本的な義務であります。よって議案第六十号平成八年度能代市水道事業会計補正予算は、妥当と認め賛成いたします。 ○議長(山木雄三君) 以上で通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) これをもって討論を終結いたします。 これより採決いたします。ただいま委員長報告の議案第五十二号及び第六十号について御異議がありますので、順次、採決いたします。まず、議案第五十二号能代市ガス供給条例の制定について起立により採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。        (起立多数) ○議長(山木雄三君) 起立多数であります。よって本案は、委員長報告のとおり決しました。 次に、議案第六十号平成八年度能代市水道事業会計補正予算について起立により採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。        (起立多数) ○議長(山木雄三君) 起立多数であります。よって本案は、委員長報告のとおり決しました。    ------------------------------ △各委員長報告 ○議長(山木雄三君) 日程第二三、承認第四号専決処分の承認を求めることについて、日程第二四、承認第七号専決処分の承認を求めることについて、日程第二五、議案第五十三号平成八年度能代市一般会計補正予算、以上を議題といたします。各委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。総務委員長 今野清孝君。        (総務委員長 今野清孝君 登壇)(拍手) ◎九番(今野清孝君) ただいま議題となりました承認第四号、承認第七号及び議案第五十三号中、総務委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第四号専決処分の承認を求めることについての関係部分について申し上げます。本件は平成七年度能代市一般会計補正予算の専決でありまして、条文の第一条では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ二百六十万三千円を追加し、予算の総額を百九十億九千百八十二万円と定めております。 歳入についてでありますが、六款地方交付税は特別交付税二億六千四百九十四万三千円であり、七款交通安全対策特別交付金は六十三万一千円で、十款国庫支出金五千七百四十一万五千円は第五小学校建設事業費負担金等であり、十一款県支出金は三十五万六千円の追加であります。十四款繰入金の四億二千二百十四万二千円の減額は、財政調整基金繰入金等で、十七款市債の一億百四十万円は第五小学校建設事業債等の追加であります。 審査の過程において、崇徳小学校及び第五小学校建設事業に対する国庫負担金の増額等について触れられ、当局から、今回の補正は補助単価の引き上げに伴うものであるが、これにより崇徳小学校の総事業費は約十三億四千万円になり、その内補助金は約三億一千万円である。また第五小学校の総事業費は約十六億六千万円になり、その内補助金は約六億一千万円である、との答弁があったのであります。 審査の結果、条文及び歳入はいずれも承認すべきものと決定いたしました。 次に承認第七号専決処分の承認を求めることについての関係部分について申し上げます。本件は平成八年度能代市一般会計補正予算の専決でありまして、条文の第一条では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ一千百五十一万七千円を追加し、予算の総額を百七十九億五百五十一万七千円と定めております。 歳入についてでありますが、十一款県支出金四百三万一千円は松くい虫対策事業費補助金で、十四款繰入金七百四十八万六千円の追加は、財政調整基金繰入金であります。 審査の過程において、松くい虫対策事業費補助金の来年度以降の見通しについて触れられ、当局から、今年度は県の補助を受けて実施するものであり、補助対象は被害木の伐倒駆除であり、薬剤散布は含まれず、補助率は三分の二である。また国の補助制度もあるが、これは五年間の時限立法で平成八年度までとされている。市としては、この制度が延長されれば地域指定を受けることにより国の補助を受けることもできるので、制度の存続をお願いしている。風の松原を抱える当市としては、ぜひともこの被害を防止したいが、この松くい虫対策については多額な費用を要し、市単独で取り組むことは困難であるため、ぜひとも国、県にお願いしたいと考えている、との答弁があったのであります。 審査の結果、条文及び歳入はいずれも承認すべきものと決定いたしました。 次に議案第五十三号平成八年度能代市一般会計補正予算の関係部分について申し上げます。 まず、条文でありますが、第一条では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ二億三百十万円を追加して、予算の総額を百八十一億八百六十一万七千円と定めております。第二条では、地方債について定めております。 次に、歳入でありますが、六款地方交付税は普通交付税一千四百四十二万九千円を計上し、十款国庫支出金一千百二十五万円は電源地域産業育成支援事業費補助金等であり、十一款県支出金は五万円の計上となっております。十三款寄附金の六十七万一千円は奨学基金寄附金と第二小学校ことばの教室寄附金で、十五款繰越金一億一千万円は、前年度繰越金で、十七款市債六千六百七十万円は、浅内南部地区水道整備事業(出資金)債であります。 審査の過程において、電源地域産業育成支援事業費補助金によるおなごりフェスティバルについて、同じ内容では来年度以降交付を受けられないと聞いていることから、今後地域活性化イベントに対する市の取り組み方について質疑があり、当局から、これまでは、おなごりフェスティバルに対する補助という形であったが、同一事業を対象に長期間補助金を交付するのは難しいと言われていることから、この制度を活用するためには地域の動向を見ながら、市としても第四次能代市総合計画に掲げてある事項で具体化できるものは具体化するよう検討を加えていきたい。また電源地域産業育成支援事業には地域活性化イベント支援事業以外のメニューも含まれており、関係の方々にこの制度の内容を周知し、地域の活性化に向けた取り組みができるよう努力していきたい、との答弁があったのであります。 次に、歳出について申し上げます。一款議会費は七百四十三万二千円の計上で、これは議員報酬等人件費であります。二款総務費は八千五百一万五千円の計上で、財政調整基金積立金、中国視察研修費のほか、報酬改定費であります。 審査の過程において、財政調整基金積立金のうちニューライフセンターに係る特定目的分と同構想の今後の進め方について触れられ、当局から、財政調整基金に積み立てている緑町の市有地の売り払い分を旧民生病院跡地の購入費に充てる考えで、年度内を目標に取得したいと考えている。また、今後の進め方については、まず基礎調査報告書をもとに、庁内で基本方針のたたき台を取りまとめ、それらをもとに議会や市民の方々から御意見をいただき、基本的方向性を確認した後に、土地取得を行い基本計画等の策定に入りたい、との答弁があったのであります。 また、中国視察研修について、経済交流として行くのであれば、何をテーマとして行くのかとの質疑があり、当局から、今回は、唐山市の港湾及び公的施設等の整備状況を主体に視察したいと考えている。経済交流についてはまだまだ時間を要するので、当面は人的交流、文化、スポ-ツの交流を進めたい、との答弁があったのであります。 また、国際交流に向けて、担当課等の設置の考えはないかとの質疑があり、当局から、現在企画調整課の中に国際交流担当を設けているが、今後、必要に応じ行政組織の中で検討していきたい、との答弁があったのであります。 次に九款消防費は百二十一万八千円の計上で、報酬改定費のほか、常盤本郷簡易水道メ-タ-設置負担金が主なものであります。 審査の過程において、消防施設費に触れられ、浅内出張所敷地内ホース乾燥塔に設置されているサイレンの改善について質疑があり、当局から、昨年の十一月に故障し現在暫定措置で対応している、との答弁があったのであります。これについて、浅内地区全域をカバ-できるよう早期に更新し心配のない形で進めてほしい、との要望があったのであります。 次に、十三款諸支出金は六千六百七十五万円の計上であります。 以上で質疑の概要を終わり、次に討論について申し上げます。 本予算には、議会の議員の報酬及び費用弁償の引き上げが計上されているが、地域の労働者の現況を考えた場合、必ずしも引き上げるべきでなく認めがたい、との一部意見があったのであります。 審査の結果、条文及び歳入と歳出一款議会費、二款総務費、九款消防費、十三款諸支出金は、多数をもって、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(山木雄三君) 次に、福祉環境委員長 渡辺芳勝君。        (福祉環境委員長 渡辺芳勝君 登壇)(拍手) ◎二十八番(渡辺芳勝君) 承認第四号及び議案第五十三号中、福祉環境委員会に付託なりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第四号専決処分の承認を求めることについての関係部分について申し上げます。専決第五号平成七年度能代市一般会計補正予算中、歳出三款民生費は九十万三千円の追加で、これは老人医療特別会計の医療費の増に伴う繰出金の追加計上であります。 審査の結果、歳出三款民生費は承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十三号平成八年度能代市一般会計補正予算の関係部分について申し上げます。 初めに、歳出三款民生費は百二十七万九千円の追加で、この主な内容は、特別職の報酬改定に伴う交通指導員等の報酬のアップのほか常盤本郷簡易水道メーター設置負担金であります。 審査の過程において、最近多発している交通事故の状況とその対応について触れられ、当局から、今年に入ってから平成八年六月十七日までに、能代警察署管内で十件の死亡事故が発生しており、前年同期との比較では七件の増となっている。このため、能代警察署から交通事故抑制のための啓発、広報を実施してもらいたい旨の依頼があり、市としても、第四庁舎横に交通安全の喚起を促す看板の設置や、交通指導車及び公用車による広報活動を実施しているほか、能代市交通指導隊にパトロールや交通指導の強化をお願いしている、との答弁があったのであります。 次に、四款衛生費は、五十六万円の追加で、この主な内容は、特別職の報酬改定に伴う環境審議会委員等の報酬のアップのほか(仮称)能代山本高等看護学校設立支援事務費の計上であります。 審査の過程において、(仮称)能代山本高等看護学校設立の進捗状況について触れられ、当局から、昨年十一月に設立期成同盟会が発足し、本年四月には看護学校開設準備室が開設され、六月から本格的な作業に入っていると聞いているが、国のカリキュラム変更により一学年の生徒数が四十人以下、教員数は八人を確保することとなったため、施設の規模や学校開設以後のランニングコストの見直しが必要となり事務作業はおくれているようである、との答弁があったのであります。 また、事務の支援体制について触れられ、当局から、四月に同盟会より事務支援の要望書が提出されている。作業は民間サイドで進められているが、窓口は国、県であることから市としても折衝の際は同行し、あるいはまた補助金申請書類等の作成等についても協力するほか、民間では得ることが困難な情報や行政としてのノウハウなども提供していきたいと考えている。なお、開設準備室に市職員は派遣していないが、市役所内に担当職員を置いて対応している、との答弁があったのであります。 また、看護学校の設置場所と卒業生の勤務の労働環境について触れられ、当局から、設置場所は、山本組合病院の西側を予定しているようである。また、卒業後の勤務の労働環境については、この同盟会には、能代山本医師会長や山本組合病院長も役員として入っているため、開業医と中核病院との労働条件の格差等については、話し合いの中で改善されていくのではないかと考えている、との答弁があったのであります。 また、開校後の運営についての支援はどう考えているかとの質疑があり、当局から、開校後の経営については厳しいものとなるのではないかと予想している。学校の収入としては、授業料のほか国、県からの補助であるが、同盟会では、運営費に充てるため、市民からの寄附を募り基金を造成して対応する考えを持っており、それでもなお赤字経営のため、何らかの要請があれば、広域圏内の他町村とも協議して対応していかなければならないと考えている、との答弁があったのであります。 審査の結果、歳出三款民生費、四款衛生費は、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(山木雄三君) 次に、教育産業委員長 畠山一男君。        (教育産業委員長 畠山一男君 登壇)(拍手) ◎十五番(畠山一男君) 承認第七号及び議案第五十三号中、教育産業委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第七号の関係部分について申し上げます。歳出六款農林水産業費は千百五十一万七千円の追加で、この内容は、檜山地区で松くい虫の被害が確認されたことによる被害木の調査及び伐倒駆除等のため緊急に必要な費用の計上であります。 審査の過程において、本事業に対する国、県の補助について触れられ、当局から、本事業のうち補助対象となる特別伐倒駆除について事業費の三分の二の県補助金を受けているが、今後、松くい虫の被害地域に指定されれば、国の補助も受けられることになる、との答弁があったのであります。 また、これまでの松くい虫対策事業と今回の専決処分との整合性について触れられ、当局から、松くい虫被害の防止については早期発見が大切であることから、これまでは誘引器の設置等、調査活動を中心に行ってきたところであるが、このたび初めてマツノザイセンチュウが発見されたことにより、急遽専決処分により駆除等を行おうとするものである、との答弁があったのであります。 また、伐採した被害木の処理方法について触れられ、当局から、檜山城址周辺の被害木については伐採を行うこととしているが、この場所は文化財に指定されていることもあり、景観保護のためにも伐採した松は運び出して処分するべきと考え、工業団地付近の米代川河川敷へ運搬し、焼却することにしている、との答弁があったのであります。 また、被害木の伐採、焼却の実施時期について触れられ、当局から、檜山城址周辺は文化財に指定されていることから、県教育委員会の許可が必要であり、市教育委員会とも相談をしながら進めているが、松の伐採については問題がないものの、地盤を壊すのは好ましくないとのことで、伐採した松の運び出しの方法等の検討をしなければならないことなどにより、手間取っている状況である。運搬の際にマツノマダラカミキリが飛散することを防ぐためにも、羽化する前に運搬する必要があり、早急に県教育委員会の許可を得て取り組みたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、薬剤の樹幹注入や、伐採した松のチップ化などの手法の検討について触れられ、当局から、薬剤の樹幹注入は、被害予防に効果があるとされているが、薬剤が高価なため、貴重な松に限定して行うこととなるほか、実施時期については冬期間が効果的だということで、それまでに対象とする松の調査などを行いたいと考えている。また、伐採した松のチップ化については、被害木の移動に制限があり、市外に持ち出すことができないことから、市内の業者の協力が必要であり、今後検討したい、との答弁があったのであります。 また、他の個人が所有する松の対応について触れられ、当局から、被害木の処分等については、所有者が責任を持って行うことが原則であるが、個人のものについては、対応のおくれによる被害拡大を防ぐためにも、所有者の理解を得ながら市が処分を行うことにしており、疑いのあるものは伐採し、処分することが一番効果的であることを説明し、理解を求めていく、との答弁があったのであります。 審査の結果、歳出六款農林水産業費は、承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十三号の関係部分について申し上げます。 歳出五款労働費は一万円の追加で、この内容は、報酬改定による勤労青少年ホーム及び働く婦人の家運営委員報酬の追加であります。 次に、六款農林水産業費は五百十万四千円の追加で、この主な内容は、水田堆積雑物除去費補助金の計上、松くい虫対策事業費の追加のほか、報酬改定による農業委員等の報酬の追加であります。 審査の過程において、松くい虫対策事業費の内容と今後の被害拡散防止策について触れられ、当局から、本事業は専決処分で防除事業を実施する檜山城祉周辺のさらに奥の日本製紙分収林の伐採、薫蒸を行うものである。今後は風の松原等への被害拡散防止のためにも、誘引器の設置場所の検討など、調査活動を充実させるとともに、薬剤の樹幹注入の検討などを行っていく、との答弁があったのであります。 これに関し、松くい虫対策については、本委員会としても重要な問題と受けとめ、今後とも被害状況の把握とその対策には十分に調査、検討をする必要がある、との一致した意見があったのであります。 また、水田堆積物除去費補助金の補助基準について触れられ、当局から、本補助金は、融雪等により水田が冠水し、堆積した雑物を除去する場合に、災害復旧費として県補助金を受けることのできないものに対し、能代市水田堆積物除去費補助金交付要綱に基づいて市が補助を行うもので、その基準としては、土地改良区等が実施するもので、雑物堆積面積がおおむね三〇アール以上であることなどがある、との答弁があったのであります。これに対し、この基準に該当しない被害に対する対応について触れられ、昭和五十五年に策定した要綱でもあり、被害の実態と基準について検討してみたい、との答弁があったのであります。 また、能代地域農業気象情報利用促進事業の概要について触れられ、当局から、本事業は、県が民間の会社から限定した地域の正確な気象情報等の提供を受け、これを農家に伝えることにより営農に役立てようとするもので、本市も八竜町、峰浜村とともに協議会を設置して事業に参画するものである。情報の欲しい農家は、この会員となることにより、こまちネットを通じて情報を得ることができる、との答弁があったのであります。 次に、七款商工費は千百九十四万六千円の追加で、この内容は、'96おなごりフェスティバル補助金の計上、能代港利活用促進事業費の追加のほか、報酬改定による交通運輸対策協議会委員報酬の追加であります。 審査の過程において、JRが五能線を観光路線として位置づけていることに対する本市の考え方について触れられ、当局から、これまでも五能線沿線の市町村で連絡協議会を設立してPR活動などを行っており、JRのこうした動きに対しても、可能な範囲で積極的に協力していきたい、との答弁があったのであります。 また、おなごりフェスティバルに対する国の補助金について今年度が最後としていることから、今後の対応について触れられ、当局から、本補助金は平成元年度より交付されており、当初三年限りとされていたものを、内容に変化を持たせることなどにより、現在まで継続されてきたものであるが、国に今年度の申請をした際、これで助成は最後だということで念を押されている。おなごりフェスティバルについては、地域活性化のイベントとして定着していることから、市としても継続されることを望んでおり、実施主体である能代地域活性化協議会と協議して、継続することになれば市においても何らかの形で支援をしていきたい、との答弁があったのであります。 次に、十款教育費は千三百九十一万四千円の追加で、この主な内容は、縄文の遺物展開催費とバスケットゴール購入費の計上、(仮称)能代市土床体育館建設事業費の追加のほか、報酬改定による学校医等の報酬の追加であります。 審査の過程において、第二小学校ことばの教室寄附金のような指定寄附の使途に対する考え方について触れられ、当局から、この寄附金は、メーデー参加者のカンパにより毎年このような形で行われており、こうした使途を指定した寄附金については、寄附をした方の意向を尊重し、その意向に沿うよう活用していく、との答弁があったのであります。 また、第二小学校ことばの教室は、長い歴史と伝統、人の重さに支えられた教室であり、その位置づけと、運営に対する考え方について触れられ、当局から、本教室は山本郡の町村から通ってくる児童もおり、学校の一部、あるいは能代市の施設としてだけではなく、能代山本の特殊教育の拠点として位置づけられているものであり、今後ともそのような配慮のもとに運営していきたい、との答弁があったのであります。 また、(仮称)能代市土床体育館は多くの高齢者の利用が見込まれることから、トイレの暖房設備等、その配慮について触れられ、当局から、身障者用トイレを設置するとともに、トイレ、更衣室には遠赤外線輻射暖房機を設置する計画である、との答弁があったのであります。 また、(仮称)能代市土床体育館の実施設計委託料の減額が大きいことについて触れられ、当局から、このことについては、基本計画図の作成を委託した地元業者の共同企業体に随意契約により委託したものであるが、予算額に対する差額は大きいものの、契約額と設計額の差は二・六五%である、との答弁があったのであります。 また、希望に十分こたえるための奨学基金のあり方について触れられ、当局から、平成五年の条例改正後、現在は毎年一般財源で二千万円の積み立てをしているところであるが、現在の奨学基金は、進学率の向上等により、ふえている希望に十分こたえることができる状況にはなっていないことから、今後とも基金の増額には一層の努力をしていく、との答弁があったのであります。 また、連合青年会の活動状況と、この役員の各種委員への選任のあり方について触れられ、当局から、連合青年会が昨年度から事実上活動できない状態にあることから、活性化に向けた相談を行っているところであるが、各種委員についても、会員不足等のため推薦することが困難な状況だということで、他の青年団体からの役員選出も検討しているところである、との答弁があったのであります。 審査の結果、歳出五款労働費、六款農林水産業費、七款商工費、十款教育費は、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(山木雄三君) 次に、建設委員長 戸松正之君。        (建設委員長 戸松正之君 登壇)(拍手) ◎二十五番(戸松正之君) 承認第四号及び議案第五十三号中、建設委員会に付託なりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第四号専決処分を求めることについての関係部分について申し上げます。専決第五号平成七年度能代市一般会計補正予算中、歳出八款土木費二項道路橋りょう費は、交通安全施設費百七十万円の追加計上で、この内容は、市道谷地鳥屋場線等において、事故防止のためガードレールの設置及び補修を実施したものであります。 審査の過程において、舗装後数カ月経過した市道で、路肩の土の部分がへこむなどで脱輪する恐れのある箇所が見受けられるが、工事後の管理体制はどうなっているのか、とただしたのに対し、当局から、これは雪や雨の影響で土の部分が軟弱となり、舗装面との間に段差ができるもので、道幅の狭い所では脱輪し、ハンドルを取られることがあることから、パトロールを強化し補修に努めているが、砕石を敷くなど部分的な改良についても検討してまいりたい、との答弁があったのであります。 また、路肩等の草刈りの状況について触れられ、当局から、市道の草刈りは毎年、視界の確保と吹きだまり防止のため、交通量を考慮し、一定の路線を実施しており、主にシルバー人材センター等に委託しているが、特に現状等により早急に草刈りを要すると判断される場合に、計画されていない箇所でも、市で直接行うなど対応している、との答弁があったのであります。 また、最近当市では死亡事故等の重大事故が多発しており、交通安全対策が緊急課題となっているが、道路の破損や安全施設の不備等も事故の原因になる可能性があることから、道路パトロールを強化し、破損個所等に対しては早急に対応してもらいたい、との要望があったのであります。 審査の結果、歳出八款土木費は、承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第五十三号平成八年度能代市一般会計補正予算の関係部分について申し上げます。歳出八款土木費は九百八十七万二千円の追加計上で、この主な内容は、(仮称)河戸川松長布線の都市計画道路計画図作成費及び長崎地区土地区画整理事業の測量委託費の計上であります。 審査の過程において、(仮称)河戸川松長布線の今後の見通しについて触れられ、当局から、この路線は、長崎地区土地区画整理事業で整備される予定の県道を南へ延伸し、さらに南中学校付近から既存の市道を通り、旧国道と結ぶ計画となっている。今後は、都市計画決定した後、松長布団地の南端から南中学校までは県が整備する予定で、将来は南中学校付近からさらに南へ延伸する構想もあると聞いており、県に対し早期に実現されるよう要望してまいりたい、との答弁があったのであります。 また、長崎地区土地区画整理事業の今後の見通しについて触れられ、当局から、当面は地元の合意形成を図り、事業区域の都市計画決定がなされた後、基本計画及び事業計画を作成する予定で、国、県から認可が得られ次第、平成九年度中にも一部建物移転等に着手したいと考えているものの、認可事業でもあるため、日程的には厳しい状況であるが、今後も事務手続を進めてまいりたい、との答弁があったのであります。 また、長崎地区土地区画整理事業について、将来、改築が見込まれる第四小学校を視野に入れ検討しているのか、との質疑があり、当局から、第四小学校は事業区域に隣接しており、学校周辺の道路が本事業に関係してくることから、改築等にかかわらず、今後の通学路のあり方について教育委員会と協議している、との答弁があったのであります。 なお、本委員会の審査の中で、港湾整備の充実強化並びに治水事業充実強化について、国に強く要望すべきとの意見の一致を見たことから、本件に関し、意見書提出についての議会議案を提出しておりますので、よろしくお願い申し上げます。 審査の結果、歳出八款土木費は、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(山木雄三君) ただいまの各委員長報告に対する質疑を行います。八番原田悦子君。 ◆八番(原田悦子君) 教育産業委員長にお伺いいたしたいのですが、ただいまの報告にございました土床体育館の設計委託料の減額のところでですね、契約額と設計額との差が二・何%とかというふうな形の中で変わっているわけなんですが、減額されている理由はどういうことで減額されたのか、というところを少しお話ししていただきたい、そういうお話があったかどうかを含めてお話していただきたいと思うのですが。 ○議長(山木雄三君) 十五番畠山一男君。 ◎十五番(畠山一男君) 質問にお答えをしたいと思います。この土床体育館の減額の関係についてでございますけれども、答弁の中では関係部局にいろいろなことを相談しながら、諸手続をしたわけであります。それとあわせながら、随意契約をした結果、二百二十四万五千円の予算との差額が出たというふうな答弁があったわけであります。また、問題は当初の予算と契約差金の関係もあると思いますが、契約差金の関係については何%ということに対しても、当初予算の千五百四十七万二千円と補正後の千三百二十二万七千円との関係で計算すると、大体一五%になるというふうなことでございますけれども、これは契約差金が設計額の比率で見れば二・何%ぐらいだろうと。このくらいの幅でよかろうというふうな答弁がございました。以上です。 ○議長(山木雄三君) 八番原田悦子君。 ◆八番(原田悦子君) ちょっとよく私のところでは理解できないのですけれども、まあ、減額するに当たって、契約時と設計の段階で、例えば設計の中で変更があったのかどうかも含めて、そういうお話がなされていたかどうか、そういうこともお尋ねしているのでございますが、いかがでしょうか。 ○議長(山木雄三君) 十五番畠山一男君。 ◎十五番(畠山一男君) おっしゃられました中身については、触れられておりませんでした。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) これをもって質疑を終結いたします。 討論を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま各委員長報告の議案第五十三号平成八年度能代市一般会計補正予算について御異議がありますので、起立により採決いたします。本案に対する各委員長の報告は可決であります。本案は各委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。        (起立多数) ○議長(山木雄三君) 起立多数であります。よって本案は各委員長報告のとおり決しました。 ただいま決しました案件を除き他の案件は、各委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よって以上の各案件は、各委員長報告のとおり決しました。    ------------------------------ △日程第二六 議案第六十一号常盤財産管理委員の選任について ○議長(山木雄三君) 日程第二六、議案第六十一号常盤財産管理委員の選任についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(相沢東生君) 議案第六十一号について御説明申し上げます。本案は、常盤財産管理委員の任期が平成八年七月十四日で満了いたしますので、小林治一さん、斉藤俊夫さん、佐々木章さん、大倉吉郎さん、以上の四名の方は再任であります。それから、大森金雄さん、佐藤冨美男さん、須合一幸さん、以上三名の方は新任であります。以上の七名の方を新たに常盤財産管理委員に選任するため、議会の同意を求めるものでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(山木雄三君) お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よって本案は、同意することに決しました。    ------------------------------ △日程第二七 議案第六十二号桧山財産管理委員の選任について ○議長(山木雄三君) 日程第二七、議案第六十二号桧山財産管理委員の選任についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長(相沢東生君) 議案第六十二号について御説明申し上げます。本案は、桧山財産管理委員に欠員が生じておりますので、小林金市さんを新たに桧山財産管理委員に選任するため、議会の同意を求めるものでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(山木雄三君) お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よって本案は、同意することに決しました。    ------------------------------ △日程第二八 次の農業委員会委員の推薦について ○議長(山木雄三君) 日程第二八、次の農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。 お諮りいたします。推薦の方法は議長において指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よって議長において指名いたします。 議会から推薦する次の農業委員会委員に熊谷 健君、大倉富士男君を指名いたします。 ただいま指名いたしました熊谷 健君、大倉富士男君を議会から推薦する次の農業委員会委員に決することに御異議ありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よって議会から推薦する次の農業委員会委員に熊谷 健君、大倉富士男君を推薦することに決しました。    ------------------------------ △日程第二九 議会議案第八号悪質右翼団体等への寄附行為の拒否に関する決議について外二件 ○議長(山木雄三君) 日程第二九、議会議案第八号悪質右翼団体等への寄附行為の拒否に関する決議について、日程第三〇、議会議案第九号開かれた県政の実現に関する意見書提出について、日程第三一、議会議案第十号寒冷地手当支給水準引き下げ反対等に関する意見書提出について、以上の三案を一括議題といたします。提出者の説明を求めます。        (「説明省略」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 お諮りいたします。以上の三案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。以上の三案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よって、以上の三案は、原案どおり決しました。    ------------------------------ △日程第三二 議会議案第十一号学校事務職員並びに栄養職員に対する給与費の二分の一国庫負担制度の維持に関する意見書提出について ○議長(山木雄三君) 日程第三二、議会議案第十一号学校事務職員並びに栄養職員に対する給与費の二分の一国庫負担制度の維持に関する意見書提出についてを議題といたします。提出者の説明を求めます。        (「説明省略」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よって本案は、原案どおり決しました。    ------------------------------ △日程第三三 議会議案第十二号港湾整備の充実強化に関する意見書提出について外一件 ○議長(山木雄三君) 日程第三三、議会議案第十二号港湾整備の充実強化に関する意見書提出について、日程第三四、議会議案第十三号治水事業充実強化に関する意見書提出について、以上の二案を一括議題といたします。提出者の説明を求めます。        (「説明省略」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 お諮りいたします。以上の二案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。以上の二案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よって以上の二案は、原案どおり決しました。    ------------------------------ ○議長(山木雄三君) 本定例会は提出議案全部議了いたしましたので、これをもって閉会いたします。             午後二時十二分 閉会          議長    山木雄三          副議長   住吉新作          署名議員  柳谷 渉          署名議員  工藤勇男...